Twitterの検索では、高度な検索を用いればさまざまな検索条件で検索することができます。ここでは、その高度な検索は使わずに、高度な検索以上に複雑な検索条件を設定することをかんがえます。最終的には、過去の疑似TLを表示したり、フォロワー内エゴサを行うことを考えることとします。
また、他のサイトにおおよそ載っている内容については、説明を端折ります。
フォロー内検索
フォロー内検索を行うには、filter:follows句を用います。
リプライの検索
リプライの検索を行うには、filter:replies句を用います。これは、実際にはマイナス検索の対象とすると便利なことが多いです。
- from:shuumai filter:replies
- アカウントshuumai によるリプライの一覧です。
特定の日時の指定
Twitterでは検索期間の絞り込みを行うことが出来ます。これは高度な検索を用いても可能です。しかし、実はさらに細かい時間まで指定をすることができます。この指定を行わない場合、たとえば(5月10日~5月11日)としても、思っていたのと異なる検索結果になることがあります。
その方法ですが、until:2019-01-01_12:00:00_JSTと、アンダースコアで日付と、時間と、タイムゾーンを区切るようにします。
下記の例では、フォロー内検索と合わせて、過去の疑似タイムラインを表示します。
- until:2019-01-01_00:05:00_JST filter:follows
- これは、2019年1月1日0時5分からの、フォロワーのみのツイートの検索です。
- until:2011-03-11_14:50:00_JST filter:follows since:2011-03-11_14:47:00_JST -filter:replies
- これは、2011年3月11日14時47分から50分の間の、リプライを除く、フォロワーのみのツイートの検索です。いわゆる、東日本大震災直後の、いまあなたがフォローしているアカウントによる疑似タイムラインです。
- filter:follows until:2017-09-29_23:23:40_JST -filter:replies
- 上記と同じようなパターンですが、これは2017年9月に放送された「天空の城ラピュタ」のうちの、「バルス」が劇中で唱えられたときのタイムラインです。こちらの方がいま生きているアカウントの方が多いのではないでしょうか。
このような疑似タイムラインは有用ですが、今の所そのフォロワーがリツイートしたツイートを含めての検索や、リスト内のアカウント同士リプライは除かないといったことはできないので、あくまで疑似です。時おり、include:retweets句でリツイートを含むことができるといった説明をしている文献がみつかりますが、今(2020年1月現在)のTwitterの仕様ではこの句を含めてもリツイートが含まれることはありません。
また、当然ですが、当時存在したアカウントでも現在無くなっていたり、凍結されていたり、ブロックされていたり、あるいは鍵になってフォローが外れている場合は検索にはひっかからないことにも留意してください。
リスト内の検索
これはあまり説明されない機能ですが、リスト内の検索を行うことができます。これは、誰かの公開リストを用いることもできますし、あるいはログインしているアカウントの非公開リストを用いることもできます。
この検索を行うには、list:(アカウント名)/(リスト名)のように記述します。
ただし、リストの名前に日本語が含まれていると検索されないようです。リストの名前はASCII文字(半角英数字や半角記号)のみで構成されている必要があります。
- list:TwitterLifeline/traffic-tokyo 規制
- アカウントTwitterライフラインによる、リストtraffic-Tokyo内で、「規制」という単語を検索します。たとえば、JR東日本の運行情報(東海道や中央、総武、常磐)や東京メトロ(東西線など)などのアカウントからのみ規制のある情報を検索することができます。
単語の検索条件に名前を含まれているだけの場合を省く
ときおり、検索したい単語を含む名前のアカウントのツイートが、すべて引っかかることがあります。ある人は-from:@アカウントを列挙したり、またある人はそのアカウントを、検索のためにブロックする手段に出ることもあります。
しかしそういった必要は実際はなく、あるハック(ここでのハックとは、ライフハックのような意味としてのハックです)を行うことで除去することができます。OR @存在しないID 句です。たまに、それだけでは除去できないことがあります。そのときは完全一致検索にする、すなわち単語をダブルクォーテーション(")でくくることによって除外される場合がよくあります。
- "しゅうまい君" OR @fkaod83oaa
- 上記は「しゅうまい君」を検索しますが、存在しないアカウントのIDを含めることで@shuumaiのツイートは自己言及を除き除外されているはずです。自己言及を除き除外するというのは、すなわちしゅうまいが自分で「しゅうまい君」を含むツイートをしているならば、それは検索結果に現れるということを示します。
フォロワーからエゴサを行う
フォロワー内のエゴサは、単純なTwitterの検索機能のみでは行うことができません。というのは、filter:followsはフォロイーから検索するものであり、フォロワーから検索するものではないからです。フォロイーとはあなたがフォローしているアカウントであり、フォロワーとはあなたをフォローしているアカウントのことです。これは、まあ、一致しません。
これを解決するには、上記のリスト内検索を用いることで解決します。つまり、あなたのフォロワーのリストを作成すればよいのです。そしてそのようなフォロワーのリストを自動で作成するツールがあります。TimeLine Copier - TimeLine to Listです。
このTimeLine Copierでフォロワーのリストを作成したあと、そのリスト内であなたの名前を含めて検索すると、filter:followsですら不可能な、フォロワー内のエゴサを行うことができます。
ちなみに1回につき301アカウントまでしか作成できないので、301アカウント以上のフォロワーがいる場合は、最初に新規作成を行い、残りを複数回「既に作成済みのリストにメンバーを追加する」を行う必要があります。
また、検索する際は上記の「単語の検索条件に名前を含まれているだけの場合を省く」で説明したようにダブルクォーテーションでくくり、 OR @存在しないIDを含めることでより適切な結果となるでしょう。
最終更新日 : ついーと