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花果子念報って?

東方求聞口授読んだひとなら分かると思うんですが、花果子念報は姫海棠はたてが出している新聞です。射命丸文が紙ベースの「文々。新聞」を出しているのに対して、姫海棠はたてはWebベースのような形態の新聞を発行しているようです。

何を考察したいの

ここでは、花果子念報で使用されているフォントから、花果子念報がどのような機械・装置を用いて発行されているのかを考察したいと思います。

花果子念報のフォント

早速ですが、花果子念報で使用されているフォントは小塚ゴシックです。Adobe PhotoShopなどにバンドルされている和文フォントで、ヒラギノ角ゴシックや新ゴといった、いわゆるモダンゴシックに分類されるフォントですね。

小塚ゴシックは、「き」や「ざ」のグリフが非常に特徴的な形をしていますが、求聞口授173ページの永江衣玖の記事「羽衣婚活伝説」の「羽衣伝説は、わざと人里近くで…」の「ざ」や、178ページ「人知れず行われた大戦争」の「いたずら妖精にきっつーいお仕置?」の「き」を見れば一目瞭然です。

暇があればヒラギノ角ゴシックや新ゴ、M+、源ノ角ゴシック、ロダン、ルイカ、ウィンといったモダンゴシック系の書体の「き」や「ざ」を比較してください。いかに小塚ゴシックが特徴的な形をしているかが分かると思います。

Adobeの小塚ゴシック書体サンプルの最後のページを見ると、日付が2001年12月18日となっていますので、その時期に使われていたシステムを使用していると考えられます。

フォントに関して

さてこの小塚ゴシックですが、非常に重要なお知らせがあります。TrueTypeの提供はありません。

TrueTypeのフォントならば、非常に古いシステムから対応していたりするのですが、小塚ゴシックは最初からOpenTypeとして提供されたフォントですので、比較的新しいシステムでないと動かないのです。

あるいは、Adobe Type Managerを使っているのかもしれませんが・・・ここではOpenType対応の組版システムを使っていると仮定しましょう。花果子念報がOpenTypeの機能を用いていたらこの裏付けになるんですけどね・・・

具体的な話をしましょう。

OSの話

アドビ システムズ 株式会社 プロフェッショナル向け次世代レイアウトデザインツール Adobe InDesign 2.0 日本語版を発表のプレリリースによると、

「Adobe InDesign(アドビ インデザイン)2.0 日本語版」(Windows®版、Macintosh®版)に、小塚ゴシック、小塚明朝および欧文OpenTypeを同梱し、

と記載されています。なるほど。どうやら小塚ゴシックはAdobe InDesign 2.0にバンドルされていたようです。このソフトが、OpenTypeに商用として使えうる最古のソフトかなとも思います。

これより新しいバージョンになると、幻想入りしている確率も徐々に下がってきます。おそらくInDesign 2.0かなという感じです。

それでは、姫海棠はたてがAdobe InDesign 2.0上で小塚ゴシックを使用している可能性が最も高いということはわかりましたが、このInDesign 2.0のシステム要件を見てみましょう。

  • Mac OS 9.1, 9.2, OS Xバージョン10.1日本語版
  • Microsoft Windows 98 SE日本語版、Windows Me日本語版、Windows NT4.0 Workstation(Service Pack 6a)日本語版、Windows 2000日本語版(Service Pack 2)、またはWindows XP日本語版

もうこの時期にはXPが出てたんですねぇ。しかし、XPが幻想入りしているかというとまだ怪しい。使ってる人は未だ使ってるんですよXPって。2017年現在でも。

それじゃ、2000。探せば見つかりそう。幻想入りしてそうな可能性が高そうなものは、「Mac OS 9.1」か「Windows 98SE/Me」でしょうか?特にWindows Meはほんとに使ってる人非常に少なくなってきたように思います。私はまだつかってますけど!!!!!!!!

結論

姫海棠はたては、「Mac OS 9.1」もしくは「Windows 98SE/Me」に「Adobe InDesign 2.0」を使用して花果子念報を出版している。

以上、はたたんのフォント考察でした。ここまで読んでくださりありがとうございます。

最終更新日 : 2017/08/29 ついーと